四十肩で背中が痛いのはなぜ？

肩関節周囲炎とも呼ばれ、肩の運動範囲が制限される状態です。通常、四十肩は痛み、硬直感、肩の運動制限などの症状を引き起こしますが、これが背中の痛みにつながる理由にはいくつかの要因が関与しています。

1. 痛みの放散（Radiating Pain）：四十肩による肩の痛みが背中に広がることがあります。炎症や運動制限が肩の周囲の筋肉や組織に影響を与え、痛みが背中に広がることがあります。

2. 姿勢の変化：四十肩の症状により、患者は肩を動かすことを避けるようになり、姿勢が変化することがあります。これにより、背中の筋肉や関連する構造に負担がかかり、痛みが生じる可能性があります。

3. 筋肉の不均衡：肩関節の制限された運動により、周囲の筋肉が不均衡になることがあります。例えば、四十肩の影響で肩の前方に傾きやすくなり、これが背中の筋肉に負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があります。

4. 神経の影響：四十肩が進行すると、炎症が神経にも影響を与えることがあります。この神経の影響が、背中や首などの他の領域に痛みを引き起こす可能性があります。

5. 活動制限による影響：四十肩により、肩の運動範囲が制限されるため、日常生活や作業の際に背中の筋肉や関節が余分な負担を受けやすくなります。これが背中の痛みを引き起こす一因となります。

四十肩の治療には、物理療法や痛みの管理、運動療法が含まれることが一般的です。ただし、具体的な症状や状態によって治療方法が異なるため、専門家に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

まず、体の状態を細かく検査をし関節の可動域の確認と痛みのレベルを確認し現状を知ってもらい、少しずつ調整していきます。体の構造を整え、体の機能を上げていく施術を繰り返し行っていきます。

痛みに弱い方とその逆の方もいらっしゃいますので、その方にあった施術を選択して行っていきます。痛みで、夜眠れない方もいらっしゃいますので、眠れるようになるコツを教えたりもしております。

当院にご来院され四十肩の症状の方の中には、2，3年も痛みを我慢されていたというような場合もございます。それだけ、自力で治すのは難しい事がわかるかと思います。

整形外科で四十肩（肩関節周囲炎）と診断されてから、注射・湿布・薬を処方され様子をみていたが、我慢できずご連絡をいただくケースが非常に多いです。

まずは、お気軽にご相談いただけたらと思います。必ず、お役に立てるかと思います。