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最近なかなか疲れがとれなくて困っている方が、当院に来られる患者さんのなかでも非常に多い悩みになります。それでは、なぜ疲れが慢性的にとれないのか、また、いつも眠気があり仕事に集中できない。これには様々な要因が考えられると思われます。以下、詳しく説明させていただきますので、ご自身に当てはまる方は対策もご紹介いたしますので最後までお読みください。
慢性疲労症候群(CFS)・・・
持続的な過度の疲労や体力の低下を特徴とする慢性的な疾患です。この疾患は、患者の日常生活や活動に大きな影響を与え、一般的な休息や睡眠によっても改善されない持続的な疲労感が主な特徴です。
◎症状
1.過度の疲労:持続的で重度の疲労感があり、通常の活動や運動によっても疲れがとれず、持続的な休息や睡眠によっても改善されないことが特徴であります。
2. 身体的な症状:頭痛、筋肉痛、関節痛、のどの痛み、リンパ節の腫れ、そして体の不快感などの身体的な症状があります。これらの症状は、患者によって異なりますが、持続的であり、日常生活に影響を与えることがあります。
3. 認知機能の障害:集中力の低下、記憶力の低下、情報処理の遅れ、混乱感、そして言語の問題などの認知機能の障害が報告されます。
4. 睡眠障害:不眠症、早朝覚醒、睡眠の浅さなどの睡眠障害がよく見られます。
5. 身体活動の制限:CFSの患者は、症状のために日常生活での活動に制限を受けることがよくあります。これには、仕事や学校の出席、家事や社会的な活動の参加などが含まれます。
◎診断と治療
1. 診断:CFSの診断には、持続的な疲労が6ヶ月以上続き、他の可能性のある原因が排除される必要があります。また、他の症状も存在し、これらの症状が日常生活に影響を与える必要があります。
2. 治療:CFSの治療は、症状の管理と日常生活の機能の改善を目指します。治療アプローチには、医療管理、身体活動と睡眠の管理、ストレス管理、精神的なサポートが含まれます。物理療法やカウンセリング、認知行動療法なども有効な治療法の一部です。
◎原因とリスク要因
1. 原因:CFSの正確な原因はまだ完全には理解されていませんが、ウイルス感染、免疫系の異常、ストレス、精神的な要因などが関与する可能性があります。
2. リスク要因:特定のウイルス感染、ストレスフルな生活イベント、過度の身体的または精神的ストレス、および女性の性別が、CFSの発症リスクを増加させる可能性があります。 慢性疲労症候群は、その症状の多様性と複雑性により、診断や治療が困難な疾患です。個々の患者に最適な治療アプローチを見つけるためには、医師との密な協力が必要です。
◎久保名倉堂整骨院の施術法
まずは、疲労と言っても様々な要因が考えられますので、長期間の慢性的な疲労感が続き、日常生活に影響があるようでしたら病院での精密検査をおすすめいたします。
精密検査で特に原因が見つからず、薬による対処療法の治療をすすめられた場合は、一度当院にご相談ください。当院で体の構造の検査や筋肉、神経系の検査をさせていただき、その方にあった施術法を説明させていただきます。
体の構造を整えるだけで多くの患者様は体の変化を実感することができると思いますが、それでも変化のない方は一週間の食事の内容をメモでいただき、食事の指導も併用して経過をみていきます。ウエルネスヘルスコンサルタントとして施術だけでなく、オンラインでコンサルをさせていただいておりますので、体の外から内から同時に改善させて経過をみていきます。
もちろん、現代病としてデスクワークによる不良姿勢やSNSの普及によって休みの日でも目や脳を酷使することが多くなっております。日常生活で気を付けることを細かくアドバイスもおこなっていきます。
若い世代にこの症状が多いので、早く対応しないと年を重ねるごとに症状が重たくなっていき、別の症状も出てきてしまうと大変です。
まずは、一人で悩んでないで一度ご相談ください。